格闘技初心者のための基本 キックボクシングのパンチ ジャブ、ストレート編
今回の記事では、「キックボクシングのパンチ ジャブ、ストレート編」について解説していきたいと思います。
キックボクシングにおいてパンチ技術は非常に重要であり、中でもジャブとストレートは基本中の基本と言えます。この2つの技術だけでもしっかりとマスターすることで、相手にダメージを与えつつ自分自身の防御力も高めることができます。
そこで、今回はジャブとストレートの基本や使い方、コツを詳しく説明していきたいと思います。是非最後までお付き合いください。
(オーソドックスの構えからパンチの解説をします)
まず、パンチの基本として、どのパンチを打つときも奥足で地面を蹴って踏み込むことが大切で、パンチのインパクトの瞬間は必ずナックルを返す(人差し指と中指の付け根の部分が相手に当たるようにする)ことで相手へのダメージが激変します。そして、パンチを打つときは逆の手は必ず自分の顔を守っておくことが基本でカウンターをモロにもらいづらくなります。
・基本のジャブ
まずは、ジャブから解説していきましょう!
ジャブの使い方としては、自分と相手の位置取りによって、変わることがありますが、距離を測ったり、嫌がらせなどの使い方があります。一般的には距離を測るために、顔に当てようとせずに、手を触る程度に出すことが多いです。
○ジャブの打ち方
構えた位置から左足を半歩前に出して、右腕で自分の顔を守りながら相手の顔目がけて左腕を真っ直ぐ伸ばします。
左腕を伸ばしたとき、左の肩甲骨を最大限に伸ばして、肩で自分の顎を守るようにして打ったら、素早く左手と左足をを引き、元の構えに戻ります。打つときに、前足を前に出し過ぎてしまうとバランスが崩れて、打った後戻りづらくなるため、少し後ろ重心にしておくと元の構えに戻りやすくなります。
基本のジャブのポイントは、
・真っ直ぐ伸ばすこと
・前足は半歩だけ出す
・重心はやや後ろ気味
・打ったらすぐ引いて元の構えに戻る
です。意識してやってみてください!
これが基本的なジャブの打ち方ですが、ジャブだけでも種類がたくさんあり、応用としていろんな種類のジャブを覚えておくと試合をコントロールしやすくなるのではないかと考えます。
ジャブの種類についてはまた今度解説していきたいと思います。
・ストレート
次にストレートの解説をしていきます!
ストレートは、基本的なパンチの一つで、正面から相手に向かって直線的に打つパンチです。ストレートは、ジャブと並んで基本的な攻撃パンチの一つであり、パワーのあるパンチでもあります。使い方としては単純で、ストレートを伸ばしたところに相手の顔がある距離感のときに打ちます。ジャブで距離を測ってストレート(ワンツー)やディフェンスしてからカウンターのストレート、遠い距離から踏み込んでストレートなど、使う場面はさまざまです。
○ストレートの打ち方
構えた位置から左腕で自分の顔を守りながら相手の顎目がけて腰を左に回転させながら腕を真っ直ぐ伸ばします。(右腕を真横に真っ直ぐ伸ばして、腰を最大限に捻ったら勝手に相手の顔に拳が向かっているイメージ。伝わるかな?)腕が伸びきるのと同時に股を潰すようにして両膝を内股にすることでパワーがのりやすくなります。そして、腰を回転させるとき頭の位置がずれないようにして、軸をぶらさないことが大事なポイントです。
基本のストレートのポイントは、
・腕を真横に真っ直ぐ伸ばす
・腰を最大限に回転させる
・インパクトの瞬間は股を潰す
・頭を動かさない
です。意識してやってみてください!
以上が基本のストレートの打ち方についての解説でした。初心者の方に参考になる内容だと思います。
・まとめ
今回はパンチの基本であるジャブとストレートについて解説しました。ジャブは攻撃力よりも相手の動きを妨げるためや距離を測るために使われ、ストレートは力強く打ち込んでダメージを与えるために用いられます。しかし、パンチを繰り出すだけではなく、体重移動や腰の回転などのテクニックを駆使することで、より強力なパンチを放つことができます。また、パンチを習得するには練習が欠かせず、基本を身につけた上で反復練習をすることが大切です!
人によって教え方や表現の仕方に違いがありますので、全てを鵜呑みにせず、自分の体で実践してみて、良ければ参考にしていただけるとありがたいです。